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2009.09.29 Tuesday | - | - | -

東野圭吾『容疑者Xの献身』

評価:
東野 圭吾
文藝春秋
¥ 660
(2008-08-05)
Amazonおすすめ度:
石神哲哉に幸あれ
本格ミステリーとしては傑作だが……
●さあ、映画を観よう!!
 数学を生きがいにしてきた高校教師の石神は、隣の部屋に住む花岡靖子の顔を見るために、毎日彼女の働く弁当屋に通う日々。だが、靖子が元夫を衝動的に殺してしまったことに気付いた石神は彼女を救うため、事件の隠蔽を図った。論理的に・・・

 直木賞、本格ミステリ大賞を受賞し、年末のランキングを総なめにした大ベストセラー。今更ではありますが読みました。
 なんとも切ない純愛ミステリです。
 「探偵ガリレオ」シリーズ初の長編。いわゆる倒叙推理という形式、すなわち最初に犯人や犯行を読者に知らせた上で、捜査側と犯人とのやりとりを展開する方法を採っています。この採用が、作品の高い評価を決定づけたといえるのではないでしょうか。なぜならばこの形式は、捜査側ではなく犯人側に焦点をあてられるからです。犯人の動機、そして人間性をより深いものにするためには最適な方法が採られたように思います。
 また、隠蔽工作の表現の仕方や伏線の張り方が巧妙で、最後にキッチリと伏線を回収し、読者が思っても見なかった世界を導くあたり、流石としか言いようがありません。もっとも、それが例の論争を引き起こすことにつながったようですが。

 不満があるとすれば、本当にそこまでする人間がいるのかと疑問に思ったこと、そのトリックがあまりに人間の尊厳を傷つけるものであること、そして湯川が物理学的な面であまり活躍しているように見えない点でしょうか。
 特に最後の点は、今までのシリーズ作品では湯川が物理学の知識、経験、実験、そして天才的な発想で事件の真相を暴くタイプが多かったように記憶しているので、彼が探偵役でなくてもいいように思えてしまい残念でした。
 とはいえ、傑作であることに変わりはありません。未読の方にはぜひ読んでほしいですね。

関連作:『探偵ガリレオ』『予知夢
2008年12月25日読了
2009.01.12 Monday 09:35 | は行(東野圭吾) | comments(0) | trackbacks(0)

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2009.09.29 Tuesday 09:35 | - | - | -
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