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評価:
有川 浩
アスキー・メディアワークス
¥ 1,470
(2008-08)
Amazonおすすめ度:
違和感の正体
すべてよし!
難儀なバディ達
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あの緒形副隊長の若かりし頃は? 堂上や小牧はどんな新人だった? そしてあのふたりの行く末はどうなるのか! シリーズ完結、ついに明かされるあの人たちのあの頃とあの人たちのその後・・・
とうとう完結してしまった『図書館戦争』シリーズ。期待どおり? あの人たちの話が集められたスピンオフです。
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「もしもタイムマシンがあったら」
「いつに戻りたいですか? タイムマシンがあったら」そんな質問に緒方が出した答えは大学の頃・・・これは切なく、苦いですね。彼が引きずるのもよくわかる気がします。って、このあとどうなるの?
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「昔の話を聞かせて」
いまや教官となった郁。ベッドに腰掛け聞いたのは、まだ新人だった堂上のこと・・・うーん、やはり堂上と郁は似た者どうしの夫婦なのですね。
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「背中合わせの二人」
図書館の利用者として柴崎に迫るストーカー。郁ではなく、手塚に助っ人を頼むのだが・・・柴崎麻子最大の危機。今までうまくいきそうでなかなかうまくいかなかった手塚と柴崎。ふたりにはこれほどのことがなければいけなかったのでしょうか。奥村の家族の態度が不気味でした。
いよいよ完結なのですが、最後がこんな終り方で本当によかったなあと思うのとともに、旦那さまに感謝。下読みの段階で泣きが入らなかったら、どれほど後味の悪いシリーズになっていたやら。
それにしても幕引きは残念。まだまだ書けるネタがいっぱいありそうなのに。何年後でもいいから気が向いたときにまた書いてほしいものです。
収録作:「もしもタイムマシンがあったら」「昔の話を聞かせて」「背中合わせの二人」
関連作:『
図書館戦争』『
図書館内乱』『
図書館危機』『
図書館革命』『
別冊 図書館戦争1』
2008年10月5日読了
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