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2009.09.29 Tuesday | - | - | -

有栖川有栖『妃は船を沈める』

評価:
有栖川有栖
光文社
¥ 1,680
(2008-07-18)
Amazonおすすめ度:
それなりに面白かったですが…
うん
火村先生が好きならば・・。
 大阪湾に沈んだ車から発見された男の水死体。男には高額の保険金がかけられており、警察は他殺を疑う。容疑者として名前が挙がったのは催眠ダイエットサロンを経営している妻、男に金を貸していた妻の知人、そしてその養子の三人。だがそれぞれに男を殺害できない理由があった・・・(「猿の左手」

 「猿の左手」「残酷な揺り籠」の2中編をあわせて長編仕立てにした作品。
 なんといってもジェイコブズの「猿の手」についての新解釈が目を惹きます。未読ながらも大筋は知っている作品だったのですが、わかりやすく適切な論理展開になるほどと頷かずにはいられません。それはあたかも『ニッポン硬貨の謎』における「『シャム双子の謎』論(あるいはクイーン論)」を読んだときのようでした。やはりこういうことをやりたくなる性分というのがあるのでしょうか。
 ミステリとしては、特別な知識を絡ませたようなトリックが出てくるわけではなく、むしろ一つ一つのヒントを着実に組み合わせていった印象。奇抜なトリックもいいですが、こういった論理の積み重ねも読みどころです。容疑者を守る壁を壊すようなロジックが。
 また、新登場の女性刑事・高柳もこれからいろいろな形で絡んできそうな予感。ほかの刑事たちよりも頭が切れそうな彼女によるおもしろい展開に期待します。
 欲を言えば火村と対決したあの人物がもう少し魅力的な人物であったらと。そうすれば対決シーンもさらに盛り上がったのではないでしょうか。
 そういえば、去年感じた疑問(2007.06.07「その肩書きの今は?」)に対する答えも出ていました。火村准教授って。やっぱり少し違和感がありますね。

関連作:『46番目の密室』『ダリの繭』『ロシア紅茶の謎』『スウェーデン館の謎』『海のある奈良に死す』『ブラジル蝶の謎』『英国庭園の謎』『ペルシャ猫の謎』『絶叫城殺人事件』『乱鴉の島
2008年9月16日読了
2008.09.19 Friday 22:35 | あ行(有栖川有栖) | comments(0) | trackbacks(0)

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2009.09.29 Tuesday 22:35 | - | - | -
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