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2009.09.29 Tuesday | - | - | -

辻村深月『名前探しの放課後』

評価:
辻村 深月
講談社
¥ 1,470
(2007-12-21)
Amazonおすすめ度:
すごく良かったです!!
友達って良いよね。
うーん
 依田いつかには記憶があった。この3ヶ月の間に起こることの。生まれた甥は〈満塁〉と名付けられ、ジャスコの向かいのビルにあるパブの看板は撤去される。そして同級生の誰かが自殺するが、それが誰なのかわからない。いつかたちは、誰かわからない同級生の自殺を食い止めるため奔走する・・・

 これはまいりました。期待を裏切りません。
 自殺したのは誰か、どうしてタイムスリップしてしまったのか、という謎を追うSFミステリとして疑うことなく読み進めました。これがとても楽しいのです。
 物語の中心はこの自殺の阻止で、なかなかの緊迫感を持って進められます。特に究極の予防策を発動するあたりは圧倒的で、かなりハラハラさせられました。
 相変わらず伏線の回収は巧みで、そのことを念頭に置いていればこんなにきれいにやられることはなかったのかもしれませんが、迂闊にも依田いつかがつくりだした世界に没頭してしまい、真相にはまったく気付きませんでした。
 登場人物の印象も今までの作品とは若干違います。どちらかといえば内省的で説教臭さすら感じさせかねない過去作の登場人物に比べ、主人公のいつかは熱中することのない自堕落な人物で女性にだらしない人物。でも、こういう主人公だからこそ、物語に厚みがあります。

 ただし、エピローグはその表現に少々疑問。僕自身は読み進めるうえでまったく差し支えありませんでしたが、読者によっては結末、というか発端を理解できないのでは。若干不親切だった気がします。もっとも、こういう遊びは好きなので、これからも続けてほしいですね。
 実際の問題として、これだけ多くの人間があらかじめ定められた期間とはいえ他人のために動くというのはなかなかできない気がします。年を重ねればなおさら。それだけに、いまだ動ける高校生の若さと友情が羨ましく、そして懐かしかったりします。
 グリル・さか咲みたいな洋食屋、行ってみたいなあ。
2008年2月5日読了

名前探しの放課後(下)名前探しの放課後(下)
評価:star
辻村 深月

講談社
¥ 1,470
(2007-12-21)

Amazonおすすめ度:star
star好きだからかもしれないけど・・・

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2008.02.07 Thursday 22:13 | た行(辻村深月) | comments(0) | trackbacks(0)

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2009.09.29 Tuesday 22:13 | - | - | -
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