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2009.09.29 Tuesday | - | - | -

坂木司『ワーキング・ホリデー』

評価:
坂木 司
文藝春秋
¥ 1,550
(2007-06)
Amazonおすすめ度:
父と息子のひと夏の体験
 元ヤンでホストをしているヤマト。彼の元に現れた男の子は、突然こう言ったのだ。「はじめまして、お父さん」と。男の子は進といい、どうやら遠い昔に別れた由希子の子どもらしい。とりあえず進を預かることにしたヤマトだったが、進を店に連れて行ったその日にささいな事件を起こして店をクビになってしまって・・・

 宅配便でおこる様々な日常の謎をホストから転身した大和と突然現れた息子の進が鮮やかに解決する連作短編集・・・かと思いきや、ミステリ成分はないに等しい純情親子のひと夏の物語でした。

 ミステリを期待していたので肩透かしにあった気分ですが、これがなかなかおもしろいのです。とにかく登場人物たちがいいのです。
 特によかったのが息子の進のキャラクター。小学五年生でありながら家事には一家言持つうるさい存在。「おかあさん」というあだ名のとおり料理、洗濯、掃除と家事は何でも大人以上にこなすしっかり者。だけど、作中にもあったとおり、こういう男の子って本当にもてないですよね。女の子にもしっかりしすぎてうるさいとか、おもしろみがないとか思われるのでしょうか。大和の行動をすっかり読みきっていたりする反面、大和にもてる秘訣を教えてもらったりするような子供らしさも持っていて、なかなかかわいらしいですね。
 一方で父親の大和は、元ヤンのホストから宅配便に転身、しかもリヤカーで配達するというこのギャップに驚きます。リヤカーを勝手にカスタマイズしてしまったりするあたりはいかにもという感じですが、進に影響されて父親らしさを身につけていくのは読んでいてほほえましいです。
 そのほかにもジャスミンや雪夜、ナナ、ボスなど様々な特徴的な登場人物たちが揃っていますが、みんないい人ばかり。ちょっと前だと坂木さんの作品はいい人ばかりでちょっと抵抗があったのですが、今回はそういうことは全く感じませんでした。

 早く冬休みにならないだろうか、進が大和の元に戻ってこないだろうかと楽しみでなりません。
2007年8月3日読了
2007.08.07 Tuesday 19:05 | さ行(坂木司) | comments(0) | trackbacks(0)

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2009.09.29 Tuesday 19:05 | - | - | -
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