こんな夜だから書庫に行こう

はてなから感想の保管作業終了!!
現在、10年ほど前の一言感想をアップしています。
<< October 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

Profile

Selected entries

Category

Archives

Links

BlogPeople

STARLIGHT mini

あわせて読みたい

あわせて読みたい

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

RECOMMEND

Comment

Trackback

Other


  • Admin
  • RSS1.0 | Atom0.3
  • Template by Dsh+
  • Powered by JUGEM
<< 辻村深月『ぼくのメジャースプーン』 | top | 恩田陸『チョコレートコスモス』 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2009.09.29 Tuesday | - | - | -

恩田陸『夜のピクニック』

夜のピクニック
夜のピクニック恩田 陸

新潮社 2004-07-31
売り上げランキング : 33334

おすすめ平均 star
star私はとても好きです。
star恩田さんの本で一番好き。
star心を言葉にする天才

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 「歩行祭」、それは一昼夜かけて80km歩くという北高の一大イベント。クラスメイトと、部活の仲間たちと夜歩く、あるいは走る。それだけのことなのに、それは特別なことだった。そして貴子は、この歩行祭に1つの賭けをしていた。

 青春真っ只中。そんなイメージの作品でした。こういうのって十代特有のものじゃないですか。うらやましいような、ちょっと恥ずかしいような、何かそんな感じです。
 やっぱり、こういう作品を書くと、恩田さんのうまさがより際立つような気がします。非常に幅広い作風の恩田さんですが、ミステリやSFよりも青春小説が一番好きですね。ミステリやSFのときのような最後のまとまりの悪さを感じないのです。最後まですっきりとしています。
 なんといってもうまいのは、登場人物の配置にあるように思います。同じクラスになってしまったが、互いの複雑な関係を隠し続ける融と貴子。その2人を取り囲む忍と美和子、留学してしまった杏奈、陽気な高見、そして打算的な内堀。バランスがいいというか、うまい具合に配置されて、よく動くというか。高校時代を思い起こすと「あんな人もいた、こんな人もいた」という感じでしょうか。

 本当に、一昼夜かけて歩くというだけの話だけなのに、読み出したら止めることができない、そんな不思議な作品です。融や貴子はきっと汗だくでボロボロだろうけれど、読み終わったときに爽やかな気持ちにさせてくれます。ぜひ、中高生にも読んでほしいですね。映画化されるそうですが、まず原作から。(映画化は陳腐な作品になってしまいそうで、ちょっと怖かったりします)

 ところで、『夜のピクニック』って語感やイメージはいいけど、ピクニックじゃないよね、これ。

関連作:『図書室の海
2006年6月11日読了
2006.06.13 Tuesday 00:00 | あ行(恩田陸) | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

2009.09.29 Tuesday 00:00 | - | - | -
コメント
コメントする











トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://skipturnreset.jugem.jp/trackback/400