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2009.09.29 Tuesday | - | - | -

谷川流『涼宮ハルヒの動揺』

評価:
谷川 流
角川書店
¥ 540
(2005-03-31)
Amazonおすすめ度:
同様の動揺
これが人気のある文庫なのか
味のある短編集
 文化祭当日、ヒマ潰しに学校の中を歩いていると、講堂で目を疑うような光景に遭遇した。軽音楽部のステージにハルヒと長門が立っている! ハルヒは何をやらかそうとしているんだ・・・「ライブアライブ」

 「ザ・スニーカー」誌に掲載されたものを中心にした、秋から冬にかけての短編集。
「ライブアライブ」
 ハルヒと長門が飛び入りで参加した軽音楽部のステージの顛末・・・かつてこれほどまで好印象なハルヒがいたでしょうか。焼きそば売ってるみくると鶴屋さんよりも、今回は断然ハルヒなのです。
「朝比奈ミクルの冒険 Episode 00」
 未来からやってきたたたかうウェイトレス・朝比奈ミクルは、古泉イツキを守るために長門ユキと戦う・・・『溜息』で撮影していた映画。読んでいる限りではおもしろいのですが、きっと実物を見たらグダグダでしょう。
「ヒトメボレLOVER」
 電話をかけてきたのは中学のクラスメイト中河。彼は、キョンと並んでいた長門に惚れてしまったそうで・・・長門の最後の一言がすべて。情報統合思念体云々よりも、この一言のために書かれたような作品。
「猫はどこに行った?」
 冬といえば雪山。鶴屋家の別荘で殺人事件が発生した、という前提で謎を解く・・・「孤島症候群」に続く古泉作の推理劇。「雪山症候群」の後日譚。ひたすら物足りない。
「朝比奈みくるの憂鬱」
 みくるに誘われ一緒に出かける約束をしたキョン。それはハルヒたちには内緒のデート?・・・なんとも複雑な未来を予感させる作品。おそらくは次回以降への伏線でしょうから、この作品集中の最重要作でしょうか。言いたいことを言葉にできないというのは、もどかしいものです。

 このシリーズの特徴として、長短編含めて時間軸が一定しないことが挙げられます。例えば、「ミクルの冒険」は『溜息』で撮られた映画であり、その後「みくるの憂鬱」までの時間に「射手座の日」『消失』「雪山症候群」を挟むというように。このおかげで、かなり読みにくいものになっている気がしてなりません。
 ただし、SOS団のメンバーがそれぞれメインになっていて、それはそれで楽しめます。

収録作:「ライブアライブ」「朝比奈ミクルの冒険 Episode 00」「ヒトメボレLOVER」「猫はどこに行った?」「朝比奈みくるの憂鬱」
関連作:『涼宮ハルヒの憂鬱』『涼宮ハルヒの溜息』『涼宮ハルヒの退屈』『涼宮ハルヒの消失』『涼宮ハルヒの暴走
2008年4月20日読了
2008.04.23 Wednesday 17:56 | た行(谷川流) | comments(0) | trackbacks(0)

谷川流『涼宮ハルヒの暴走』

涼宮ハルヒの暴走
涼宮ハルヒの暴走谷川 流 いとう のいぢ

角川書店 2004-09-28
売り上げランキング : 150

おすすめ平均 star
starやはり短編向きの作者だ
starハラハラドキドキで正直怖いケド楽しい
starどれも面白い。

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 シリーズ第5作は『退屈』に続く2冊目の短編集です。
●「エンドレスエイト」
 今年の夏は1回しかない。行事をいっぱい詰め込んで夏を満喫するハルヒたちであったが、なにかおかしい・・・繰り返される夏休み。たとえ長くなってしまっても、1度や2度はループさせた方がよかったのでは。それがループものの醍醐味というか楽しさでしょう。
●「射手座の日」
 お隣さんコンピュータ研から勝負を挑まれたSOS団。対決方法はコンピ研作成のリアルタイムシミュレーションゲーム・・・一心不乱にキーボードを叩き続ける長門がいいですね。普段のクールな感じとは大違いです。
●「雪山症候群」
 SOS団の冬は鶴屋さんの別荘で年越し。だが、スキーに出かけた団員達は吹雪に巻き込まれてしまい・・・ぐだぐだとパズルを解いておしまい。対を成す「孤島症候群」のときのような殺人劇を味わいたかったのですが残念。ただし、この作品が後の伏線となっている可能性は否定できません。

 全体として、今まで以上にハルヒの道化ぶりが際立つ作品集といえるでしょう。逆にもはや誰がヒロインなんだかわからないほど長門がとりあげられていて、これでいいのかと感じることも。まあ、ハルヒが道化になるのは設定上仕方ないでしょうがね。

収録作:「エンドレスエイト」「射手座の日」「雪山症候群」
関連作:『涼宮ハルヒの憂鬱』『涼宮ハルヒの溜息』『涼宮ハルヒの退屈』『涼宮ハルヒの消失
2007年7月3日読了
2007.07.05 Thursday 22:07 | た行(谷川流) | comments(0) | trackbacks(0)

谷川流『涼宮ハルヒの消失』

涼宮ハルヒの消失
涼宮ハルヒの消失谷川 流 いとう のいぢ

角川書店 2004-07
売り上げランキング : 162

おすすめ平均 star
starシリーズ最高作
star秀作
star期待を裏切りませんでした

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 そこにはいるはずの人がいなかった。涼宮ハルヒ。クラス中の誰もがそんな人はいないと言う。おかしい。長門も朝比奈さんも変だし、古泉はどこにもいない。もちろんSOS団もない。そして、いるはずのない人がいた。朝倉涼子だった。

 シリーズ最高傑作! なんて評判も聞いていたシリーズ第4作。その評判どおり、なかなかおもしろい作品に仕上がっていました。
 『憂鬱』『溜息』『退屈』という過去3作が見事に伏線として機能しています。特に『退屈』に収録されていた「笹の葉ラプソディ」が再構成されて取り込まれています。この辺が当初から予定していたことなのか、それとも後から拾い集めているのかわかりませんが、とにかくキッチリカチッときれいにはめ込まれた印象なんです。
 また、「やれやれ」といった風につねにSOS団を見つめ続け、ハルヒによって事件に巻き込まれ続けたキョンが、必死になってハルヒに会おうとしたり、元の世界に戻そうとするのが印象的でした。SOS団やハルヒ他、キョン自身がおかれている摩訶不思議な世界の全肯定ですからね。
 ちなみに、今回大活躍の長門ですが、今までどおり無口な方がいい気がするんですけど。その方がらしくて。第一、それが長門有希の構成要素じゃないんですか。

関連作:『涼宮ハルヒの憂鬱』『涼宮ハルヒの溜息』『涼宮ハルヒの退屈
2007年6月26日読了
2007.07.02 Monday 17:14 | た行(谷川流) | comments(0) | trackbacks(0)

谷川流『涼宮ハルヒの退屈』

涼宮ハルヒの退屈
涼宮ハルヒの退屈谷川 流 いとう のいぢ

角川書店 2003-12
売り上げランキング : 315

おすすめ平均 star
star短編の評価は色々。
star25年後か16年後に叶う時差の激しい願い事に願う事
star「憂鬱」が「溜息」に変わるまでは『退屈』を全力回避

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 ハルヒの退屈はキョンたちSOS団に様々な事件をもたらす。それは草野球だったり、七夕だったり、人捜しだったり、合宿だったり。しかし、あらゆる手段を駆使してでも、ハルヒの精神状態を安定させなければ・・・

 4編が収録されたシリーズ初の短編集。
●「涼宮ハルヒの退屈」
 退屈しのぎにハルヒが試みたのは草野球大会への参加だった。SOS団は5人しかいないのに・・・『憂鬱』発売前に雑誌で発表された作品とのこと。『憂鬱』『溜息』と読んだあとの『退屈』に収録されているからいいものの、雑誌でいきなりこれを読んだらなかなか理解が難しかったのではないかと。
●「笹の葉ラプソディ」
 みくるとともにあの三年前にタイムスリップしたキョン。待っていたのは更に未来のみくるだった・・・おそらくシリーズ中でも重要な作品。ハルヒの過去が明らかになるとともに、ハルヒとキョンの関係も明らかに。今後(作中未来)の作品に向けての重要な伏線であり、同時に以前(これも作中未来)の作品の真相だったり。
●「ミステリックサイン」
 SOS団に初めての依頼者が現れた。捜してほしいのは、お隣コンピュータ研究部の部長だという・・・これはなかなか気持ちの悪い作品でした。カマドウマが・・・
●「孤島症候群」
 夏休み、SOS団は古泉の親戚が所有しているという孤島の別荘で合宿を行うことになった。事件を期待するハルヒだったが・・・ミステリ仕立ての中編。なかなか興味深い作品で、ミステリとして読むと残念な真相だったのですが、このシリーズとしてはきわめて真っ当で、当然の帰結かと。普段の態度と異なるハルヒも見もの。

 4編の中ではシリーズ中のキーポイントとなりうる「笹の葉ラプソディ」と、作者のミステリ好きが顕著に現れる「孤島症候群」は必読かと。『溜息』での古泉によるジャンル決めのセリフでも明らかでしたけどね。

収録作:「涼宮ハルヒの退屈」「笹の葉ラプソディ」「ミステリックサイン」「孤島症候群」
関連作:『涼宮ハルヒの憂鬱』『涼宮ハルヒの溜息
2007年4月17日読了
2007.04.18 Wednesday 16:29 | た行(谷川流) | comments(0) | trackbacks(2)

谷川流『涼宮ハルヒの溜息』

涼宮ハルヒの溜息
涼宮ハルヒの溜息谷川 流 いとう のいぢ

角川書店 2003-09
売り上げランキング : 83

おすすめ平均 star
star超常現象のオンパレードに笑う
star微妙な違和感
star目からビームが出る原理

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 文化祭という名の行事は、どんな学校にも付き物。SOS団もハルヒの一存でこの文化祭に参加することになった。しかも、文化祭までの短い期間で映画を撮影し、上映するという。「超監督」の腕章をつけたハルヒはいったいどんな映画を製作しようというのか。

 シリーズ第2作。どうしても前作と比較すると、スケールダウンというしかありません。
 別におもしろくないとか、期待はずれとか言う気はないのですが、前作が結構大きく風呂敷を広げた上で、それなりに後へ続けられる形をとりながら一定の結末を迎えるのに成功していただけに、ちょっと厳しく見て、辛い評価をつけざるを得ない感じですね。
 やはり、シリーズ第2作としては前作を上回るものがほしかったのですが、映画撮影という内容では話のスケールとしても、インパクトとしても小さいですね。
 もう少し後にこの話が出てきたのなら、またちょっとは違った見方になったのかも。
 これだけエキセントリックな登場人物を扱っているのだから日常的なシーンもおもしろいはず、という考え方は当然成り立つだろうし、否定もしないのだけれど、もっとスリリングな物語を読ませてほしかったです。
 それとも、これは僕が古泉の説明を理解できないことが原因ですか?

関連作:『涼宮ハルヒの憂鬱』『涼宮ハルヒの退屈
2007年4月14日読了
2007.04.16 Monday 13:45 | た行(谷川流) | comments(0) | trackbacks(2)