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2009.09.29 Tuesday | - | - | -

畠中恵『アコギなのかリッパなのか』

アコギなのかリッパなのか
アコギなのかリッパなのか畠中 恵

実業之日本社 2006-01-14
売り上げランキング : 19851

おすすめ平均 star
star魅力ある設定に☆
star続編希望
star新シリーズの予感がする意欲作

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 元不良少年の佐倉聖は、引退した大物政治家・大堂剛の事務所で事務員をしている。大堂は引退後も若手政治家の勉強会「風神雷神会」の会長なので多くの弟子が事務所にやって来るが、彼らはまた多くの困りごとを持ち込んでくる。その応援に送り込まれるのが聖だった。ある時は毛の色が変わる猫、またあるときは後援会幹部への暴力事件等々・・・

 ということで、政治家事務所を舞台とした日常の謎系の連作短編集です。
 読みやすくて、それなりに楽しいんだけれど、正直それだけと言った感じでした。
 日常の謎はそもそも殺人とかの事件性がないものが多いので、謎が魅力的であったり真相が意外であったりしないとつらいと思うのですが、どちらも欠けていたようでした。
 ユーモアのあるキャラクターたちで最後まで引っ張ったような感じがして、読み物としてはともかくミステリとしてはイマイチかなあ。
 ただ、政治というおそらく取っ掛かりにくいものに対して興味を持つきっかけにはなるかもしれません。
 おそらく続編とか出ると思うのですが、読むとしても期待しすぎないようにしたいと思います。

収録作:「政治家事務所の一日」「五色の猫」「白い背広」「月下の青」「商店街の赤信号」「親父とオヤジとピンクの便せん」「選挙速報と小原和博」
2006年3月31日読了
2006.04.03 Monday 00:00 | は行(畠中恵) | comments(0) | trackbacks(0)

畠中 恵『百万の手』

百万の手
百万の手畠中 恵

東京創元社 2006-06-10
売り上げランキング : 33217

おすすめ平均 star
starジェットコースターみたい
star百万の手
starやりきれない切なさが残る1冊

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 中学3年生の夏貴は頼りになる親友・正哉を不審火で失った。しかし、正哉は遺品であった携帯電話の中に現れ、夏貴に不審火の真相究明を頼むのであった。さっそく調査を始める夏貴だったが、不審火事件の裏には想像を絶する真相が待ち構えていた・・・

 時代物で評判がよい畠中さんですが、初めて読みました。
 最初は携帯電話の中に正哉が現れるというSFミステリ的な設定から、ファンタジックな世界をイメージしていたのですが、そんな想像は見事に裏切られ、中盤からはなにやら重く人臭い要素を含んだテーマに方向転換してしまいます。ある意味、SFチックな部分も残りますが。
 物語の中で重要と思われるような登場人物が、どんどん退場していくのにもびっくり。もっと一人一人の人物を活かせたような気がします。もしかしたら全体が長くなりすぎたので、そういう部分を削ったのかもしれません。
 結果的に、前半と後半で登場人物、テーマ、雰囲気などがらりと変わってしまい、前半が後半に活かされていない感じ。前半の設定、後半の真相とも興味深く、物語もおもしろかったし、文章力もある方だと思うので、そこが残念でした。

 失礼な言い方かもしれませんが、今後畠中さんはうまくいけば宮部みゆきさんのような作家さんになられるかもしれないという気がします。期待したいです。
2005年5月19日読了
2005.05.23 Monday 00:00 | は行(畠中恵) | comments(0) | trackbacks(0)